クルマのフロントマスクのデザインに大きな影響を与えるものとして、ラジエーターグリルがあります。これはラジエーターに、走行中に空気を送りこんで冷やすためのもので、単なるデザインのためにあるわけではありませんが、しかしクルマの雰囲気を大きく変えるために、メーカーの中にデザインに拘りを持ってところも少なくありません。

昔から有名なのは、ドイツのBMWやイタリアのアルファロメオです。BMWのラジエーターグリルはキドニー・グリルと呼ばれています。腎臓の形に似ているから、このように呼ばれるようになったようですが、80年以上にわたって拘り続けています。また、アルファロメオのエンブレムが入った逆三角形のグリルも印象的です。国産車では最近のレクサス車がスピンドルグリルと呼ばれる、個性的なラジエーターグリルデザインを採用するようになっています。高級感があり、かつ力強さがあって、レクサスの雰囲気がいっきに変わりました。

強烈な個性を発揮するラジエーターグリルは、非常にインパクトがあるので、それが吉と出ることもあれば、凶と出る可能性もありますから、メーカーとしても難しい判断が迫られますが、国産メーカーも欧州車のように何十年も続き、それが伝統となるようなラジエーターグリルが完成してほしいものです。

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